朝日新聞は誰の味方か

朝日新聞といえば左翼(サヨク、パヨク)の味方であると一般に思われていると思う。(また、朝日新聞自身の中にもそう勘違いしている人がいるかもしれない。後述)しかし、実際には朝日新聞は左翼(以下、サヨクやパヨクを含め、ざっくりとした左派について左翼と、ざっくりとした右派について右翼と雑に括って説明していく。この文は正式な論文やコラムではなくあくまでインターネットに蔓延る間違いを訂正するための覚え書きであるのでご了承願いたい)ではない。もちろん、官邸リークを受けて出会い系バー通いをスクープするどこかの新聞とは違い自公政権が嫌がる類のスクープをすることもあるのだが、左翼の味方などとはとても言えない。

朝日新聞自身は右翼の佐伯啓思異論だとして連載をさせているため、自分達が右派を異論として扱っているという自覚はあるのだが、では例えば佐伯啓思以外に左派の論客が4名とか5名連載を持っているのかというと、誰もそんなものは持っていないのだ。杉田敦が左派、長谷部恭男が右派として政治学者×憲法学者の良質なコラムは載せているのだが、まあそこ単独で見ても左翼ではないだろう。紙面全体にも左翼らしさはなく、口を開けばどっちもどっち論。範囲を広げ社としての姿勢を取り上げるならむしろ維新を「愛される努力をしている」「かっこいい」「キラキラ笑う40代のイケメン」と持ち上げている有様なのが朝日新聞の実態なのだ。

朝日新聞は左翼の味方ではなく、第一に新自由主義者の味方、第二に自公政権の味方であり、国際面で他国の左翼を持ち上げることはあっても、国内の左翼や労働組合を応援する記事は数えるほどしかない朝日新聞は左翼の味方ではなく新自由主義者の味方であることははっきりと書いておきたいし、間違えている人達はちゃんと朝日新聞を読んで自身の考え方を改めていただきたいと思う。