『すずめの戸締まり』感想以前の感想(ネタバレあり)

ネタバレあり閲覧注意。あと、これは批評ではないし作品への感想でもないです。具体的に言うと、すずめの感想を書く一部の人への指摘です。

この映画は新海誠が描きたかったことじゃないだろ、これまでの作品と違い過ぎる、という意見があるらしいけれど、それについてだけ否定させてください。僕は愚かにも新海の前作『天気の子』に対して「こういうの好きぃぃぃ」とアヘ顔を晒してしまっているのですが

oranqs.hatenablog.com

一方この脚注でギリギリ踏みとどまったように(これは該当ツイートが誰のものなのか忘れてしまったのだが、河野真太郎の指摘だったと思う。その点にも触れられている記事はこちら。似たようなことは他の人も言っていたはずなのでもし違う人だったらごめんなさい)新海誠は前作でも明確な政治的メッセージを打ち出しており、この趣向が加速した結果が『すずめの戸締まり』だと私は思っている。なのでこの作品は新海誠が描きたかったことなのだ。これだけを指摘させてください。