そもそもお前はたいした量の映画見てないだろ!というツッコミはまあその通りだと思うのだけれど、記録として残しておく。ちなみにこの記事はTwitterにツイートしません。僕のファンの人だけ見てください。鈴木ピクさんのリスペクト企画です。
ベスト10は
#2021年映画ベスト10
— シャーロット (@oranqs) 2021年12月28日
1.フラ・フラダンス
2.アウシュヴィッツ・レポート
3.サイダーのように言葉が湧き上がるhttps://t.co/Ge0jsn08Sz/ラン
5.フリー・ガイ
6.プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第2章
7.モンタナの目撃者
8.ゴジラvsコング
9.アーヤと魔女
10.フィールズ・グッド・マン
このように挙げたのだけれど、また改めて1位から順にコメントしていきます。
第1位 水島精二、綿田慎也『フラ・フラダンス』
震災から10年、2021年に見るべき映画です。
第2位 ペテル・ベブヤク『アウシュヴィッツ・レポート』
エンドロールに日本の差別主義者の声も入れてほしかったんだけれど、監督の問題意識がヨーロッパ中心だからさすがにそこまではリサーチが及ばなかったんだろうな。
第3位 イジグロキョウヘイ『サイダーのように言葉が湧き上がる』
お話が面白いし、この映画にしかない魅力がありますよね。3人の住んでいる部屋が楽しそうで羨ましい。
第4位 アニーシュ・チャガンティ『RUN/ラン』
前作『search』もけっこう面白い映画だけれど、私はこっちの方が好き。
第5位 ショーン・レヴィ『フリー・ガイ』
日本描写の処理のされ方に込められた皮肉がけっこうキツい。気味の悪い宣伝で話題の『フリー・ガイ』はかなりのハイコンテクスト映画だった - 遺考
第6位 橘正紀『プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第2章』
劇場版らしい巨大なアレにドキドキでした。
第7位 テイラー・シェリダン『モンタナの目撃者』
『ウインド・リバー』みたいな上質な映画では全然ないです。でも面白いんですよねえ。映画『モンタナの目撃者』感想 面白い作品のつくりかた - 遺考
第8位 アダム・ウィンガード『ゴジラvsコング』
ドハゴジのような濃厚な思想がないけれど、それでも大怪獣の戦いは楽しい。
第9位 宮崎吾朗『アーヤと魔女』
劇場公開時に付け足されたのはラストの部分だけらしいんだけれど、そこに限って言うのなら不満。続編や番外編を作る気があるのかわからないけれどそんなに綺麗な終わり方にはなってないと思う。
第10位 アーサー・ジョーンズ『フィールズ・グッド・マン』
ペペの作者がリア充に見えてしまって、完全な嫉妬感情により危うく11位に転落させられそうになったのはここだけの秘密。
第11位 吉田大八『騙し絵の牙』
全体的にそこそこ面白いくらいなんだけれど、自社の企画である角川武蔵野ミュージアムをあんな箱物は時代遅れだなどとネタに使うところがたまらなく好き。そういう余裕はあっていいよね。
第12位 庵野秀明、鶴巻和哉、中山勝一、前田真宏『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』
映画としてそこそこ楽しんでしまった上に、偉そうなツラしてたエヴァファンどもが阿鼻叫喚しているので二重に楽しめた。
第13位 ドゥニ・ヴィルヌーヴ『DUNE/デューン 砂の惑星』
そういう映画としてしっかり作られているのはわかるので悪くはない。好みかは置いておいてビジュアルは本物。ただ驚きや感動、発見があるわけでもなさそう。
第14位 橘正紀『プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第1章』
第1章は印象が薄いのだが、ファン目線いつものプリプリが見られれば十分でありそれだけの質は満たしていた。
第15位 イリヤ・ナイシュラー『Mr.ノーバディ』
めちゃくちゃな映画なんですよねこれ。主人公は完全に頭がおかしい。ただ見せ方はちゃんとしていて、適当なアクションスターメインで作るタイプの映画よりははっきりと面白い暴力映画。めちゃくちゃだという点が自分の好みではなかったけれど。
第16位 川越淳『それいけ!アンパンマン ふわふわフワリーと雲の国』
相手ボスの攻撃のレパートリーが豊富でそこは楽しかった。全体的には並。
第17位 名和宗則『劇場版 きんいろモザイク Thank you!!』
監督が変わったからか?と疑いたくなるんだけれど、前作『Pretty Days』よりもはっきり出来は落ちていた。
―――以下、微妙な映画―――
第18位 クロエ・ジャオ『ノマドランド』
Twitterに書いた通りヤマザキマリの解説がこの映画の見るべき見方を語ってくれている。自分はあまり好きではないです。映画『ノマドランド』感想:寒く厳しい『ゆるキャン△』。ファーンと志摩リンとの違い - 遺考
第19位 ポール・W・S・アンダーソン『モンスターハンター』
”あの”リオレウスとのバトルが見られる、そして少なくともその部分(+α)は魅力的に描かれているのは評価に値する。終わり方は自分の見たことのある映画の中でワースト。
第20位 石川慶『Arc アーク』
ふせったーに書いた感想はこちら。不老不死と死体保存ってそんなに近しいところにある技術なのか?など、疑問の多い映画。
第21位 ジェームズ・ガン『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』
ジェームズ・ガンだから面白いのかと期待して見に行ったら全然面白くなかった。デカいヒトデが暴れ回るのだけは面白かったけれど他の部分は本当につまらない。
第22位 ドン・ホール、カルロス・ロペス・エストラーダ『ラーヤと龍の王国』
なんかゲームみたいな見せ方が気に食わなかった。
第23位 ケイト・ショートランド『ブラック・ウィドウ』
ほんとアメコミってのは基本つまらない映画なんだなというのを改めて確信した。来年以降は安い日だから、世間的に人気映画だから大外れはないだろうなどと過信して見に行かないことにします。
第24位 フィリダ・ロイド『サンドラの小さな家』
周りの人が異常に協力的で理解不能。それ以外にもツッコミどころの多い映画だった。
第25位 平尾隆之『映画大好きポンポさん』
ミスティアさんに声がついて動いたこと以外評価するポイントが見当たらない。
第26位 瀬々敬久『護られなかった者たちへ』
生活保護の扶養照会について取り上げたこと以外評価するポイントが見当たらない。映画『護られなかった者たちへ』感想 取り上げたテーマは100点、映画としては0点……叫びまくる俳優たち、どう見ても不自然なセリフ、そして結論はテロ推奨!? - 遺考
第27位 上田慎一郎、ふくだみゆき『100日間生きたワニ』
明らかに原作より良くなっているが、元からつまらないものはつまらないので厳しい。
―――ここからワースト―――
第28位 森脇智延『ショコラの魔法』
つまらない上に設定も筋が通らないところがある。チョコレートは美味しそう。
第29位 岨手由貴子『あのこは貴族』
評価されている方向に成功していない映画なのでは?と思ってしまう。映画『あのこは貴族』感想:この映画にシスターフッドはある。しかし榛原華子にはない - 遺考
第30位 古川知宏『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』
ワイルドスクリーーーンバロックの①だけはまあ見られたけれど、他の部分が全く見るに値しない駄作。
第31位 ザック・パリッシュ『あの頃をもう一度』
無でしかない駄作。
第32位 土井裕泰『花束みたいな恋をした』
全てを喋ってしまうので映画としての面白さが全くない。観客をバカにし切っている駄作。
第33位 細田守『竜とそばかすの姫』
良いシーンが10秒ほどしかなく結末もダメダメ、全方位が終わっている駄作。
第34位 M・ナイト・シャマラン『オールド』
突っ込みどころしかないバカ映画。バカにする以外の扱いを思いつかない駄作。
第35位 吉浦康裕『アイの歌声を聴かせて』
ほぼ全てがぶっ壊れており、物語の構成や世界観からAI周りの細部に至るまで問題だらけの大駄作。
以上。同時上映を含めて35作でした。まあ、結構自重したつもりのわりには見てますよね。もちろん映画ファンとしては少な過ぎると言われるのでしょうけれど、僕は劇場でこんなに見る必要はない気がしています。去年よりは減らしているはずですが、来年以降はもっと減らしたいです。