映画

映画『52ヘルツのクジラたち』感想 「お前は52ヘルツのクジラではない」と障害者バッシングのあいだ

映画公式サイトより 〈52ヘルツのクジラ〉とは、他の仲間たちには聴こえない高い周波数で鳴く世界で1頭だけのクジラのこと。 本作は、このような孤独な者たちのお話かと思われるでしょうが、違います。

映画『ボーダーライン』感想

おすすめ映画教えてください(1アカウント1つまで)気が向いたらブログに感想書きます。— シャーロット (@oranqs) 2023年7月4日 ボーダーライン— おおおおん!!! (@torukodoumei) 2023年7月4日 というわけで『ボーダーライン』を見ました。全体的な評価は「普…

映画『北極百貨店のコンシェルジュさん』雑な感想

やはり、コンシェルジュなんて職業は撲滅した方がいい。要するにウザい服屋の店員の全方位版みたいなものなわけでしょ。ウザい服屋の店員はなくした方がいいんだからコンシェルジュもなくした方がいいよ。 【特装版】北極百貨店のコンシェルジュさん2巻セッ…

映画『グランツーリスモ』感想(短評)

ニール・ブロムカンプの新作『グランツーリスモ』を見てきた。

大変微妙だった『マイ・エレメント』を良作に変える『マイ・エレメント2』の脚本を考えてみた

以下『マイ・エレメント』のストーリー後からの話になるのでもちろんネタバレ注意です。

『特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~』感想

『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』を批判する:シリーズにあるまじき禁忌を犯した問題作

突然ですが、クイズです。皆さんの中で「スパイダーマン」といえば、どんな作品でしょうか?

スラムダンクを1ミリも知らない人が『THE FIRST SLAM DUNK』を見てきた感想

1ミリも知らないというのは嘘で、「安西先生……バスケがしたいです」「諦めたらそこで試合終了ですよ」というセリフがあるのと、あと桜木花道とゴリという登場人物がいるバスケットボールの話だということは知っている。それ以外については全く知らない。以下…

『すずめの戸締まり』感想以前の感想(ネタバレあり)

ネタバレあり閲覧注意。あと、これは批評ではないし作品への感想でもないです。具体的に言うと、すずめの感想を書く一部の人への指摘です。

映画『ぼくらのよあけ』感想

傑作。 ドラゴンクエスト ソフビモンスター 009 デスタムーアスクウェア・エニックス(SQUARE ENIX)Amazon ドラゴンクエスト ソフビモンスター 限定メタリックカラーバージョン 006 デスタムーアスクウェア・エニックス(SQUARE ENIX)Amazon ↑貼りたい画像がな…

映画『秘密の森の、その向こう』感想:セリーヌ・シアマってもしかして無能なんじゃないの?

『秘密の森の、その向こう』も本当に退屈な映画で、どうしようもないなと思った。 今回思ったのは、この監督は無能なんじゃないかってこと。やたらルックスのいい女優を起用して顔面をドアップで撮ることしか能がないでしょ。前作『燃ゆる女の肖像』もそうだ…

(短文)映画『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』にある、たった一つの褒められるポイント

おそらく製作者側もそこを褒めてもらいたいのでしょう。以下ネタバレあり。

映画『シン・ウルトラマン』ウルトラマンオタクの自己満足と言い訳に終始する残念な作品

以下感想。

映画『ガンパウダー・ミルクシェイク』を見に行って寝ていた話

何か月も前から期待していた映画『ガンパウダー・ミルクシェイク』が公開された。これは絶対楽しいだろうと思っていたのだが、はっきり言って全然楽しくなく、開始してすぐに寝てしまい、その後ところどころ頑張って起きたシーンはあったものの面白くなさに…

映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』感想:描写不足なのではなく、元の設定がそもそも間違っている

結構色々な角度から批判します。以下ネタバレあり。

創作物によくあるあの展開、いいかげんやめませんか?

嫌いなんですよ、アレ。あれ、やめませんか?

映画『護られなかった者たちへ』感想 取り上げたテーマは100点、映画としては0点……叫びまくる俳優たち、どう見ても不自然なセリフ、そして結論はテロ推奨!?

ネタバレありで書きます。この映画、別に見なくてもいいですよ。皆さんは生活保護の扶養照会って知ってますか?いきなりネタバレしちゃうけれど。この制度知っててクソだなあって思っている人は見なくていいです。知らなかった人は、まあ赤旗の記事でも貼っ…

映画『モンタナの目撃者』感想 面白い作品のつくりかた

映画『モンタナの目撃者』は、『ウインド・リバー』の監督であるテイラー・シェリダンの新作です。そのため元から見に行くつもりだったのですが、『ウインド・リバー』のような社会的な映画ではないという情報を見て、一度は「まあいいか」という気分になっ…

気味の悪い宣伝で話題の『フリー・ガイ』はかなりのハイコンテクスト映画だった

気味の悪い予告編はこちら。 www.youtube.com これ自体はまあ映画見た後だとどうでもよくなるので特に語りません。 以下ネタバレを含みます。

映画『ノマドランド』感想:寒く厳しい『ゆるキャン△』。ファーンと志摩リンとの違い

映画『ノマドランド』を見てきた。鑑賞前に得た情報は日本語版Wikipediaによる「批評家から絶賛されている」「工場の閉鎖で住む家を手放さなければならなくなった人の話」だということ。しかし、この事前情報から想像される映画とはだいぶ異なる。

映画『あのこは貴族』感想:この映画にシスターフッドはある。しかし榛原華子にはない

絶賛されている『あのこは貴族』を見てきた。私はダメだった。以下感想。

映画『ミセス・ノイズィ』のラストはこれでよかったのか?問題

ラスト、つまりネタバレの話しかしないので、映画を見ていない人は読まないでください。

「アンチもののけ姫」映画としての『羅小黒戦記』

『羅小黒戦記』見ました。吹き替え版が公開されプッシュされていて、去年字幕版で公開していた時に見るべきだったなと後悔しました。作品の感想は置いておいて、この記事では『羅小黒戦記』が高らかに掲げた「アンチもののけ姫」性(アンチジブリ性)につい…

映画『はりぼて』感想 2020年ワースト級映画の何がダメなのか分析する

映画『はりぼて』は、実際の富山市議会で起きた政務活動費の不正取得を取り上げたドキュメンタリー映画である。先に言っておくが、議会への情報公開請求と合わせて公民館を取材することで嘘の政務活動を暴き、その後も他議員の嘘の出張等を暴いて悪徳議員の…

映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』短評 邦画と洋画(非邦画)の重大な違い

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』がTwitter上で非常に評判がいいので、見てきた。

映画『リチャード・ジュエル』感想 「偏見」について考える

映画『リチャード・ジュエル』序盤は退屈な上に群像劇と見まがうほど視点が切り替わって疲れるのだがジュエルが犯人と疑われ出したところからはそれなりに面白い映画だった。以下は「偏見」について語りながらこの映画を振り返っていく(ネタバレあり)。

映画『天気の子』感想 ヌルウヨ化するヤングのハートを射止めにかかった新海誠最高傑作

以下ネタバレを含みます。

映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』感想 公共とは何か、図書館とは何か、映画とは何か

『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』を見ました。私は相も変わらずフレデリック・ワイズマンの作風など全く知らないまま、(ドキュメンタリー映画であるということ以外は)事前情報を入れずに見に行ったため、これがこんな映画であるとは知りません…

今年最高の映画『響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』は、なぜ劇場版でなければならなかったのか

短く解説します。ネタバレしかないので未見の人は読まないでください。

佐藤浩市は安倍首相を揶揄したのか? インタビュー全文を読んだ私が解説します

最近ツイッターのタイムラインをにぎわせているのが、俳優の佐藤浩市が安倍首相の持病を揶揄する発言を行ったというもの。 佐藤浩市さん問題。全文を読めば安倍さん揶揄と分かる。他の難病患者は頭になかったのだろう。安倍さんが死ぬほど嫌いでいった、浅は…